軽量、精密回転、長寿命……こうしたエアシャフトのテーマを長年にわたり追求し続けてきたハイメックスが開発したユニークな構造のエアシャフト、それがエアカプセルです。
ジャーナル部と軸本体が一体構造となった中空軸にカプセルを挿入した斬新な機構を採用。これにより、軽量・精密回転・長寿命という従来のテーマ達成に加え、大きな保持力と伝達トルク、薄肉紙管での使用、高速回転での使用も実現しました。
また、クリーンルーム内での使用も可能で巻取コア材質を問わないため、様々な業界から熱い視線で迎えられています。




製品特長

■主な仕様
項目 3in 6in H6in
コア内径(mm) φ76〜φ78 φ151〜φ155 φ151〜φ155
使用空気圧(基本) 0.5MPa
使用空気圧(最大) 0.7MPa
許容伝達トルク(N・m) 40 200 70
シャフト本体材質 SCM・STKM・アルミ合金・CFRP

※標準使用空気圧0.5MPa時カプセル1個の値です。
※許容伝達トルクは、コア材質 紙管時の値です。


軽量化設計の実現

チャック力が大きく、しかも軽量なエアカプセル。従来型のラグ式チューブタイプと比較し、 約1/2の軽量化(同材質において)を実現。
しかも使用荷重に応じ、更なる軽量化設計にも対応でき、エアカプセルならではの柔軟性も備えています。

芯振れを排除したユニークな機構

従来型チューブタイプは、図1のようにシャフト本体に対し膨張体にチューブを採用しているため、 力点が不定であり軸芯に固定しにくい欠点があります。
一方、エアカプセルは軸芯を基準に全方向に大きな保持力が作用し、軸芯を力点として巻取コアを固定します。
たとえ原反重量が重くなり、軸芯と回転軸がズレても、自動車のタイヤと同様でフィルム等に振動を与えることがないため、 芯振れのトラブルがありません。





■エアーカプセルとチューブタイプの長短比較表
項目 エアカプセル チューブタイプ
(銅)
チューブタイプ
(アルミ)
スクリュータイプ
軽い ×
芯振れしない
寿命
耐荷重・たわみ
薄肉紙管 ×
使用コア内径範囲
ラグの出入不良 × ×
コアのいたみ(発塵) ×
狭い原紙幅時の保護 ×
刃物などでのパンク ×
ランニングコスト
購入価格 ×


故障がなく長寿命

軸芯が一体化構造で、しかもラグがないため、チューブタイプのようにゴムチューブとラグ板が 1回転ごとに磨耗することがありません。 また、超耐磨耗性ウレタン成型品を採用しているため、エア漏れしない堅牢さと長寿命を実現しました。

クリーンルーム内での使用に最適

エアカプセルはチューブタイプに比べ広い面積で巻取コア内部を把持するため、 コア内面を傷つけることなく、 粉塵の発生を防ぐことが可能です。そのため、クリーンルーム内など発塵を嫌う環境での使用に適しています。

金属コア・プラスチックコアとの相性抜群

エアカプセルは、超耐摩耗性ウレタン成型品を採用しているため、 金属コアやプラスチックコアとの相性が非常によく、チューブタイプに比べ、 スリップや粉塵の発生を抑えることが可能です。

低い空気圧でも高い伝達トルクを確保

図2のように、一体化構造の軸芯に固着したカプセルに空気圧を供給することにより、 カプセルが膨張し、広い面積でコア内部を直接強く圧着。 その際、圧着力と摩擦力によって空気圧に比例した大きな伝達トルクが得られます。 空気を抜くと、カプセル自身の弾性力で復元し、巻取コアの固定を素早く解除します。

真空環境での使用を実現

エアカプセルは高密度なウレタン成型品を採用することにより、 真空中での利用を可能にしました。

■設計例

エアカプセルは、さまざまな形状に合わせて設計および製作することが可能です。 カプセルがなるべく最小コア幅内に収まるよう、仕様に合わせてカプセルの配列を考慮しています。